我家のハムスター暦はとても長いです。
結婚当初から色々なハムスター達と代々一緒に過ごしています。
単なるネズミの仲間なんですが、とにかく可愛いんです。
手に物を持つ仕草や、頬袋に物を詰め込む様子。
あのクリクリッとした目、全てが無条件に可愛い。
頭は良くない・・・というかかなり悪いけど、そこがまた可愛い。
とにかく見ているだけで癒されるし、その馬鹿っぷりが、また飽きないのです。
惜しむらくは、寿命がとても短いこと・・・
でも、みんな精一杯生きています。
食べて、遊んで、寝て・・・
いつも一生懸命、とにかく精一杯生きている。
そこがまた健気で可愛いのです。
一応、我家の歴代ハムスター達を紹介をすると・・・
>>>初代:プル(ジャンガリアン、ノーマルグレー♀)
とても活発で元気な女の子でした。
妻が「トステムビバ」というホームセンターから連れてきた子です。
自分の意思がはっきりしており、嫌な物は嫌と主張する子でした。
人がケージに近づくと、どんなに注意し、息を潜めても、直ぐに気配に気がつき、
ケージにへばりついて「今すぐ出せ!」と言わんばかりに金網をカジります。
よって、3年近く一緒に過ごしましたが、この子だけは寝顔を満足に見ておりません。
ケージに近づくだけで気配ですぐに起きてしまい、金網ごしに「オラオラオラ~っ!」ってなってしまいます。
激しい「オラオラ」アピールに応えて、一応、おやつなどをあげるのですが、
好きなものは奪い取るように持っていきますが、嫌いなものは受け取ったあと「げしっ!」と投げ捨てます。
「100 or 0」 の性格と言っておきましょうかね・・・
プルが、金網越しに激しく「オラオラ」する姿が今でも忘れられません。
また、空いている部屋で遊ばせると、まるでラジコンカーのように凄いスピードで
部屋中を駆け回る姿も懐かしい思い出として今でも記憶に残っております。
そして彼女は脱走の名手でもありました。
>>>2代目:コロン(ゴールデン、長毛♀)
ちょっと臆病だけど、とても気の優しい女の子でした。
とにかく怖がりで、ちょっとした物音にも反応してよく固まっていました。
食欲は旺盛で、プルとは違って何でも受取り好き嫌いなくなんでも綺麗に食べる子でした。
ひまわりの種などは、皮までたべちゃう始末。
ひえや粟などのとても小さいものをあげる時などは、歯が指にあたらないよう
注意して受取る様子がとっても愛らしかったです。
ハムスターとしては珍しく、目が結構良かったようで、よくケージの中から
外の様子を「じーっと」見ておりました。
視線を感じて振り返るとコロンがこっちをじーっと見つめているのです。
大抵のハムスターは視力がかなり悪いので、どちらかというと視覚よりも嗅覚、
匂いで判断するのですが、この子だけは、何故かちょっと違いました。
あと、小屋から出るときは何故か屋根のフタを「パカンっ!」と鼻力で開けて
そこから出入りしていました。
あの「パカンっ!」っていう音が今でも忘れられません。
>>>3代目:ちょび太(ジャンガリアン、ブルーサファイア♀)
この子は、うちに来てからまもなく原因不明の病気で亡くなってしまいます。
一緒にいた期間が非常に短かったため、残念ながら、「ちょび太」の思い出は
ほとんど残っていません。
>>>4代目:ビビ(ジャンガリアン、ブルーサファイア♀)
この子も、うちに来てからまもなく原因不明の病気で亡くなってしまいます。
この頃から我家にもデジカメという物が導入され、写真だけは沢山あるのですが、
実際に一緒に過ごした期間が短いので、悲しいことに思い出もあまり残っておりません。
>>>5代目:はっちゃく(ジャンガリアン、ノーマルグレー♀)
ビビを失って、しばらくの月日が経ったのち、妻の職場の知人より、1匹の子ハムをもらいました。
すごく小さくて、可愛くて、最初はとても元気にケージ内を走り回っていたのですが、
我家に来てから3日目で急死してしまいました。
後で判ったのですが、どうやら親から離すのがちょっと早かったようです。
また、元気に走り回っていたというのも単なる勘違いで、今思えば慣れない環境に
ただ落ち着けなかったのだと思います。
小さい体でそれだけ騒げば、体力の消耗も半端ではないはず。
知識不足による失敗です。
連続で、短期間に死なせてしまった事のショックはやはり大きく、
しばらくの間は新しいハムスターを我家に呼ぶ事は出来ませんでした。
>>>6代目:小夏(ジャンガリアン、パールホワイト♀)
「ビビ」と「はっちゃく」を失った心の傷もようやく治まり、満を持して、ようやくあらたな子を迎える事になりました。
雪のように真っ白で、可愛い顔の女の子でした。
小さい頃は、真っ白でしたが、大きくなるにつれて背から延びるスジに変化が・・・
スジが徐々に広がり、なぜか顔がグレーになってしまいました。
性格はかなりのキカン坊で、困った事にカジリ癖があります。
何故かはわかりませんが、私の手には「いい味」がするのか
何気に「ガブガブ」と良くかじられました。
(まったく悪気はないようですが、何気にカジるのです・・・)
不思議と妻の手はカジりません。
常に私だけ。
・・・コナツよ、何故だ??
たとえ小さなネズミでも、ハムにはそれぞれ異なった性格・個性と特技があります。
コナツの場合は、「良く鳴く」のと「二足歩行」が特技でした。
誰が教えた訳でもないのですが、ケージの中をトコトコと2本の足で歩き周ります。
この頃、我家のケージは怪我の多い金網ではなく水槽をケージとして使っていました。
金網ケージの時の「出してくれ!」コールは、当然、金網カジリになるのですが、
コナツの場合、それがとても激しく、体が完全に宙に浮くほとの猛烈コール!
△「出せ!」と鳴きながら訴えています。
お陰で、鼻の頭に禿げが出来てしまいました。
それが元で水槽へとケージを交換。
水槽に移ったコナツは、リズムマシーンのように「コ・コ・コン・コンッ」と
水槽のガラスを手で叩きます。
私には、あまり懐いてくれませんでしたが、いろいろと特徴のある子でした。
最後は手に癌が出来、手術の途中で命を落としました。
>>>7代目:ミッコ(ジャンガリアン、ブルーサファイヤ♂)
我家で迎える初めての男の子です。
ハムスターの場合は、女の子より男の子の方が性格がおっとりしているようです。
「ミッコ」という名前はWRCのあるドライバーから頂きました。
(この頃は、まだセカンドドライバーでしたね)
我家のミッコは、とにかく「ゆるーい性格」で、のんびり屋さん。
手でつかまれても、キョロキョロするだけでほとんど暴れません。
他の子は寝る場所を吟味しますが・・・
この子だけは、歩いている途中で突然、とろけるように行き倒れます。
何故かはわかりませんが、鼻先にはオシッコの泉を湛えている事が多かったです。
コナツが暴れん坊だっただけに、自分にとってはとっても出来た良い子に思えました。
そんなのんびり屋さんの所為か、飼い主の心配をものともせずに、
難なく海を渡り、北海道より東京に来ることができました。
神経質な子なら、急激な環境の変化によるストレスで死んでいたかもしれません。
ハムスターは体が小さいので、万一病気になったらなかなか治すのが難しい動物です。
ミッコはその後、肺炎に掛って命を落としました。
病院に何度か連れていったのですが、犬や猫とは違い、ハムスターに合わせた薬という
ものが無いというのが実情。
たとえネズミでも家族の一員です。金額の問題などではありませんが、
ミッコ20匹分掛けても結果としては助けることはできませんでした。(T.T)
残念ながら、老衰で逝くことは出来ませんでしたが、ミッコは北海道から共に海を渡り、
大都市東京に住んで、電車で病院に通った「スーパーハム」に違いはありません。
>>>8代目:トラジ(ゴールデン、キンクマ♂)
まるで豚のような不細工さがとっても可愛いキンクマです。
この子は、「お台場のペットショップ」からやってきました。
他のハムは蝦夷っ子ですが、トラジは江戸っ子です。
今も現役の当家の8代目ハムスターです。 (’08年5月)
コロンもそうでしたが、ゴールデンは、とっても性格が穏やかです。
とにかく可愛くて仕方がありません。
トラジの特技は、回し車の水平回し・・・
ケージから出るために回し車の上に乗ろうと頑張るのですが
・・・そのうち、自分で回し車を倒してしまいます。
普通であれば、元に戻してもらうのをじーっと待つだけなのですが、
トラジの場合、倒れた中に入って上手にそれを廻します。
そして勢いがついたところでピタッと止まるのですが、
そうすると まるで「遊園地の珈琲カップ」のように
トラジ自身がクルクル回ります。
・・・どうやらそれが楽しいようです。
何度か動画を撮ろうとチャレンジしましたが、カメラを構えると、それに気がついて止めてしまいます。
・・・というか、 「えっ?なに、なに?」・・と、こちら側に寄ってきてしまいます。
得意げにくるくると回っているその表情は、最高に可愛いです。
いまはもう「お爺ちゃんハムスター」ですが、
これからも我家のアイドルとして、できるだけ長生きして欲しいと願っております。
△寝ぼけているとらじは、とっても可愛いのです・・・
・ ・ ・ ・
☆’09年2月5日(木) ・・・ 悲しいお別れ ・・・
我が家のおじいちゃんハムスター トラジが 天国に旅発ちました。
かわいい仕草と、ドジっぷりで我が家をいつも明るく癒してくれました。
トラジ・・・
・・・いままで、ありがとう。
ケージの中のトラジは、まるで眠っているかのようです。
蓋を開けたら、いつものようにひょっとしたら起きるんじゃないかと思うくらい。
「え~? なに?なに?? 何くれるのっ?」って・・・
仕事の関係で、まだ埋めてあげられないけれど、
日曜日には、ちゃんとお墓を作ってあげるからね。
さようなら ・・・ とらじ。